ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
のだめ他、割と知られているピアノ・音楽漫画は「ピアノの森」「神童」。
で、これらもアニメ映画化、または実写映画化されている。

まずは、その感想。

アニメ映画「ピアノの森」について。
映画「神童」よりもおもしろかった。映画「神童」は何が言いたかったのか、いまいち分からんかった。原作と違うし、ストーリーもたらたらしている印象。

「ピアノの森」はわりと原作に忠実、分かりやすいし、映像がきれい。BGMもいい。

まあ、正月ののだめドラマ海外編(前編も後編も独立して見ても)のほうが、さらにおもしろかったが。


でも、いろんな曲が使われていて・・・その中でも自分が日ごろ練習している曲があり

「神童」では、ショパンエチュードOp10-4
「ピアノの森」では(若きアジノ先生が)ショパンソナタ3番終楽章など

さてさて、その「ピアノの森」では「重い鍵盤のピアノ」がでてくるが・・・
その重い鍵盤のピアノについて語ってみよう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昔、指を鍛えるのに、わざと鍵盤を重くしてもらう(調律師に)ことがあった。
>ワシの子供時代には、あった。

今現在ではそういうことをする人はあまりいないだろう。
ワシも、鍵盤を重くするのは「百害あって一利なし」という考え。

たいていのコンサートピアノは鍵盤が軽いし、重い鍵盤に慣れた指で弾く「軽い鍵盤のピアノ」は、じつに弾きづらい。

それに、なにかと力みがちな初・中級者にとって、重い鍵盤のピアノは、さらに「力ませてしまう」だろう。

どんな曲であろうと、いかに「力み」を取り除いて弾けるかが、初・中級者にとっての最初の関門、課題になるのではないだろうか。

鍵盤に指が到達したとき、指を支える力さえあればいい。
が、重い鍵盤だと、どうしても、それ以上の力を入れてしまうだろう。
で、手首や腕がガチガチになり、弾けなくなる。
力みは、速く弾くこともできなくさせる。

そうそう、以前にも話題にしたことあるが(BBSがHPにあったころ、そのBBSで)、指のギプス(重しを指につけるらしい)もあるらしいが、それこそ「百害あって一利なし」どころか「千害」あるんじゃないのかーーー
が、未だにそういうのがあるということは、「鍵盤を重くする」という練習方法もやっているところ、あるのかもしれない。

漫画「音吉君のピアノ物語」の手の甲にコインをのせて弾く(=余計な動きをなくす練習)方法は「今もあり」だと思うが(それについては以前の日記に書いた)、
「鍵盤を重くする」というのは、自分は「昔の、悪しき方法」だと思っている。

とくに、指を支えることすら難儀そうな、余計な力が入ってしまいがちな初級者、曲によっては力んでしまう中級者は、鍵盤を重くするのはよくよく考えたほうがいいと思う。

スピード、強弱が、自分の思いとおりにコントロールできることが技術であり、その技術をつかって、表現するのである。

まずは技術がないと「思いとおりに表現することはできない」のであり、「この人は技術だけすごい」という言い方も、よく考えてみればおかしい。
「表現が機械的、単調なだけ」なのか、もしくは「技術がないから、そういう表現しか出来ない」のかもしれない。


ふ、偉そうじゃのー。
まあ、そう個人的に思っているということで。

ああ、しかし漫画「音吉」では、安易に「技術だけはすごい」という言葉・台詞を、物語中で使ったかもしれん。(読み直してないので、記憶は定かでないのだがーーー)
そのへんはお許しを。
けっこう「日本人は技術はすごい。けど個性がない」などと、昔はよく言われていたし、よく耳にしたのだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

追記
「鍵盤の重さ」について。

物理的なものでなく、音の聞こえ具合で、「鍵盤が重い、軽い」と感じることがある。
音がバンバン鳴るピアノは軽く思えるし、鳴らないピアノは重く感じたりする。

なので、同じピアノでも、ふたをあけたまま弾くか、閉めたまま弾くかでも、だいぶ違う。
また部屋の大きさで音の聞こえ方が違ってくる。

そういう感覚的なことで、鍵盤の重さを感じる人は多いのではと思う。

広い部屋やホールって、弾いている人には音があまり届かず(聞こえず)、でも客席のほうへは、ちゃんと音が届いていたりする。

また、もっと細かいことを言うと、お客が入っている状態か、そうでないかでも違う。お客が音を吸収してしまい、入っていない状態のホールと、音の伝わり方が違う・・・

ということで、そーいや漫画「音吉君」では、お客が入っている状態と同じにしようということで、物語中のあるリハーサルシーンで、ホールの客席に、客席分の服を着せたマネキンを用意し、ずらりと並べて、完璧なリハーサルを行う、という場面がある・・・もち、少年漫画ならではの演出なのだがーーー(実際にそんなことをするピアニストはいない・・・が、100パーセント不可能なことでもないw。それだけ「音にこだわっている」ということを表すために、そういったシーンがあったりする)
いやあ、ギャグのように思われるシーンだけど、「音の聞こえ方」って重要である。
それによって、鍵盤の重さが違ってしまうのである。というか、そう感じてしまうのである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

補足

厳密に言えば、マネキンと人間とは違うので、本当のお客が客席に埋まった場合と全く同じということにはならないだろうが、「本番と同じ環境・状態に近づけた究極のリハーサル」ということで^^;
関連記事

ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

このブログでは、ピアノ、ショパンネタ、マンガ・物語創作、作品感想、社会ネタ考察記事を書いてます。
RPG「クロノトリガー」に、はまったので、「クロノ関連ネタ」もあります。

ーーーーーーーーーーー
○ハヤシの過去のHP(凍結)

クロノ曲ピアノアレンジ、イラスト、二次創作物語、クロノ関連雑記などを保管したHP↓
「クロノトリガーとドラゴンクエスト」

マンガやピアノなどについての過去の雑記があるHP↓
「マンガとピアノの道」

ハヤシのピアノ演奏録音↓
「クロノ曲」ピアノアレンジ
「ショパン」の曲


無料レンタル



全ての記事を表示する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。