ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

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前記事の続き。

テーマは「普通学校における障害者生徒の介助は、教師の当然の仕事なのか?」について。
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障害者の方が、養護学校よりも普通学校へ行きたい、ということについて。

よく耳にする。
障害者の方や、なんらかの介助が必要な方が、普通の学校への受け入れを要求するニュース。

なんとなくその気持ちは分かるのだが・・・

しかし、このような事件が起きると、学校側も「うちでは無理。養護学校のほうが設備や体制が整っているから、そちらへ行って欲しい」と、障害者受け入れを断る学校も増えるのでは、と。

が、そういう学校側の姿勢も、仕方ないといえば仕方ないような気もしないでもない。


そこで、ちょっとひっかかったことがある。
この件で目にした「生徒が障害者で介助が必要な場合、介助も先生の仕事。先生は養護学校にも配属されることがあるのだから」という意見について。

しかし、私は、「普通学校において、障害者生徒の介助も先生の仕事だ」というのは無理があると思う。
普通の学校の、ひとりの先生が受け持つ生徒の数は、養護学校とはかなり違うだろう。

>養護学校のことは詳しくは知らない。しかし、養護学校において、先生が受け持つ生徒の数は、普通学校よりも「かなり少ない」だろう。

体制、システムが違うのだ。

ひとりの先生に、普通学校の大勢の生徒の面倒をみつつ、責任もって障害者の介助もしろ、当然の仕事だ、というのは酷だ。

ひとりの障害者生徒に、先生がかかりきりになれば、他の生徒は、ほったらかしになるかもしれない。
健常者の生徒だって、いろいろ問題をかかえているだろう。

では、他の生徒にも同じように目をかけろ、というと、先生は過重労働となる。
障害者の方にも人権があるように、先生にもあるのだ。

そして、おそらく、普通学校のトイレに、障害者用トイレの設備は、整っていないだろう。
養護学校ならば、当然整っているだろう。

通路の段差のあるなし、エレベータなどの設備も、養護学校と普通学校では違うのでは、と思う。

じゃあ、普通学校にも、面倒見る先生の数を増やせ、あるいは、受け持つ生徒数を減らせ、障害者用トイレなど設備を整えろ、ということになるのかもしれないが、まあ、難しいだろう。すぐにできることではない。

つまり、きちんとした介助、面倒はみることできないかもしれないが、それでも普通の学校に行きたいか?なのである。

こういうと「障害者排除だ」「障害者叩きだ」と思われるかもしれないが、
じゃあ、なぜ養護学校が嫌なのか?とも思う。
もしかして、ほかの障害者の方と一緒に学ぶのが嫌なのか?
だとしたら、それこそ障害者差別になるのでは、と。

>あるいは、養護学校は嫌ではないが、できたら普通学校へ行きたい、というくらいの気持ちだというなら、学校が受け入れ拒否をした場合、すぐに納得して引き下がるくらいの気持ち、ということなのか・・・


私は、やはり、普通学校においては、障害者生徒の介助は、先生の「責任もってやる当然の仕事ではない」と思う。

もちろん、養護学校においては、介助は先生の「責任もって行われる当然の仕事」だろう。

これらを踏まえた上で、それでも障害者の方は普通の学校を望むのか?であるような気がする。

先生は「自分のできる範囲内でのお手伝い」はしてくれるだろう。
けど、普通の学校において、「責任もたされる当然の仕事」として、先生にきちんとした介助を望むのは無理があるように思う。>もちろん、どの程度の介助が必要か、サポートしてくれる人が大勢いるか、で違ってくるだろうが。

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追記

そもそも、なぜ、このようなことが起きてしまったのか、

「障害者を受け入れることに学校側が甘く見ていた。介助も教師の仕事として、受け入れてしまった」ということで、

「受け入れたからには、学校と先生の責任だ」という意見もあり、
介助することを甘く見て、障害者を受け入れてしまった学校も問題だったようである。

私は「介助は普通学校において当然の仕事ではないのでは」と思ったが・・・
この学校では、「介助は教員の仕事」として、受け入れたのだから、「教師が責任をもって行われるべき仕事なのでは?」という意見もあり・・・

障害者を受け入れたら、普通学校であろうと介助は先生の責任もってやる仕事、と言われれば、たしかに、それはその通りで・・・

障害者を受け入れてしまったら、介助については「自分が出来る範囲のお手伝い」ではなく、「きちんと責任持ってやる仕事」となるのだとすると・・・
そして、受け入れた学校と、介助することにOKしてしまった教員に責任がある、とすると

これから「障害者受け入れ拒否をする学校」が増えても、それは仕方なく、責められないことだなと感じた。

そして、普通学校に受け入れてほしい障害者側は、受け入れてほしいがために、障害の程度、介助の程度を、軽めに申告したりしてしまう人もいるらしい。ので、学校側は、それを鵜呑みにしないで、自分たちで調べないと、後で「こんなはずではなかった」ということになるらしい・・・

障害者の受け入れに、学校はほんとうに慎重にならなければいけないということで、ほとんどの学校は及び腰になるかもしれない。


普通学校が障害者を受け入れるにあたって、
どの程度の介助が必要か、
家族やクラスの同級生含め、どのくらいの人がどのくらいサポートできるのか、
何かあったとき責任が発生してしまうのか、責任は誰がとるのか、
そもそも責任がとれないだろう健常者生徒・同級生に助けてもらってもいいのか、事故を起こす可能性はないか、
生徒などに一切任せられない場合は先生だけで責任もって介助できるのか、

・・・などなど、慎重に判断しなくてはいけないので、「誰も責任とりたくない」「触らぬ神にたたりなし」になってしまいがち・・・
それは「障害者排除」につながってしまうような気も・・・というわけで、大変、難しい問題である。

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ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

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RPG「クロノトリガー」に、はまったので、「クロノ関連ネタ」もあります。

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