ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

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映画の感想というよりも、主に「ピアノの奏法」について語ったので、カテゴリーは「作品感想」ではなく「ピアノ・ショパン関係」にした。
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ではまずは・・・
韓国映画「わたしの小さなピアニスト」感想。

ピアノ教師と、家庭環境に恵まれないけどピアノの才能ある子供(生徒)の物語で、

この生徒役の子役がかなりピアノが弾ける子らしく(7歳でピアノをはじめ、たった7ヶ月で韓国内でのあるピアノコンクールで優勝・・・)
実際にピアノを弾いているということで、興味があり、さっそくDVDを借りて見てみたのだ。

内容は、「北京ヴァイオリン」みたいな感じで、物語の先は読めてしまうのだが、そこそこおもしろかった。

なんといっても、実際に子役の子がピアノを弾いているのと、
またラストは「大人に成長したその子」がピアニストとして演奏するシーンがあり(大人役は韓国でも有名なプロのピアニストが登場するのだ)、ラフコン(「のだめ」でお馴染みの曲)を弾いてくれるのである。

いやあ、役者でなく、実際にピアノを弾ける人が映画で演じるのだ。
(北京ヴァイオリンも、子役は実際にヴァイオリンが弾ける子が演じ、演奏シーンは吹き替えなしだという)

ピアノを7歳から始め、撮影していた当時8歳ー9歳のその子役のコが弾いていた「モーツアルトのソナタ」とか「バッハのインベンション」・・・

それらの曲は、5歳からピアノを始めた自分は中学1年か2年でどうにか到達し、練習していたっけ・・・

もち、その子役のコよりも、ずっと下手で、弾くテンポも遅いし、完成度はかなり低かったと思う。

ま、たいてい、初めてその曲に取り組んだ場合、完成度は低いまま、次の曲へ進む。
あまり完成度を求めていても、次へ進むことが出来ない。そのまま次に進まず同じ曲を一生やり続けても、ある程度までいくと完成度は上がらないだろう。それより、その曲より難度の高い曲に進み、腕をあげていったほうがいいと思う。


ところで、劇中、気になったのは、その実際に弾ける子が、ピアノを弾くとき、「ちょっと手首が上がりすぎ・・・」に私には思えた。(とくに左手)

いわゆる昔よく言われた「手を卵形にして弾く、手を丸めて弾く」弾き方である。

私自身も子供のときから、その「手を丸める弾き方」でやってきた。そう指導されたからだ。

しかし音高受験のとき、野獣先生(HP「ピアノの道」参照・・・私の音高音大のときについていた先生である)に、「そんな弾き方じゃフォルテが出ない」ということで、全面的に弾き方を直された。

じゃあ、その「卵型・手を丸くしての弾き方」は間違っているのか?というと、初心者・初級者は、この弾き方でいいのでは、とも思う。

じゃないと鍵盤に到達したとき、指がペタンコになってしまうからだ。

手を丸めることにより、指が鍵盤に到達したとき、なんとか関節を引っ込ませずに弾くことができる。
だが、「指が立っている感じ」になるだろう。
(言葉だと分かりにくいかな・・・)

しかし、指が立っている状態で、指を上下に動かすって実は大変である。
ある程度、指は寝かせないと、上下に動かしづらい
なので、私は音高受験のときに、それを直された。

指をある程度寝かせるには、手首はある程度下げないと、無理である。
が、指はある程度寝かせても、関節は引っ込んではいけないのだ。

関節がふにゃっとしている初級者(とくに子供)に、
手首を下げ、指をある程度寝かせて、でも関節は引っ込ませずにタッチさせるのは、至難の業だろう。

関節がしっかりするまで、「手首が上がった感じで手を丸めて(指が立つ)弾き方」でいいのだと思う。

それにしても、その子役のコは7歳からピアノをはじめ、7ヵ月後にコンクールで優勝・・・
韓国でも有望視されているピアニストの卵らしい。

いやあ、日本だと、早い人は「3歳からピアノを始めました」なんて聞くけど、
手や指がある程度しっかりする6,7歳から始めるほうが良いような気がする。
3、4歳ならばいろんな音楽聞かせて、音感養うだけで充分・・・
どうしても、最初は、指をペタンコにさせないように、手を丸めて、鍵盤に到達したとき指が立った感じの無理な弾き方をさせることになるのだから。

3-5歳くらいの子に、それをやらせるのは酷なような気がする。

関節がしっかりし、引っ込まなくなったら、
もうちょい指を寝かせて、上下に動かしやすいように、弾き方を変えていくのが、一番すんなりいくかもしれん。
ここまでくれば、弾き方を変えるのは、それほど難しいことではないからだ。

とまあ、以前にも語ったような気がする内容だが、
この「わたしの小さなピアニスト」を見て、思い出してしまったのだ。
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ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

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RPG「クロノトリガー」に、はまったので、「クロノ関連ネタ」もあります。

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