ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

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前の記事「価値観の押し付け」ともリンクするテーマということで、「友達が多いことを良しとする世間の価値観」について語ってみよう。

このテーマは、以前某所にて語った記事であり、それを編集、加筆したものである。本文のほとんどは、かなり以前のものなので、話題にしているものが、今更な感じで、ずれていたり、古かったりする場合もあるが、ご容赦を。

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「対岸の彼女」(角田光代)を読んだ。
その中で「なるほど、たしかにそうだ」と共感できる部分があった。


ーーーーー引用開始

お友達がいないと世界が終わる。
友達が多いコは、明るいコ
友達が少ないコは、暗いコ、いけないコ
そう、思い込まされてきた
世界共通の概念かな。

ーーーーー 引用終了
うん、たしかに、自分もそう思っていたよな。ましてや、みんなから、いじめられたり無視されたり、友達ができない、いない状態を、とっても恥ずかしいことだと思っていた。孤立を恐れた。

だから、いじめられっこは、大人に相談なんてしないだろう。だって、自分が友達とうまくやっていけてない、いじめられているなんて知られたくない。無視されたりして孤立していることを、いじめられていることを恥ずかしく思うだろう。
「孤立」は、世間でも悪い意味で捉えられる。

自分も、やっぱ学生時代は、どこかのグループ、とりあえず友達を作らねば、出遅れてはならないと、ちょっとプレッシャーを感じた記憶がある。

独りでいることが、なんとなく恥ずかしい、いたたまれないと思う人はけっこういるだろう。
とくに学生時代、クラスという団体の中で、独りでいる、というのは非常に勇気がいることだ。

それに閉鎖的な団体の中で、独りでいると、いじめの標的になりやすい。だから、「とにかく友達をつくらないと・・・」ってことになる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

では、まず・・・
「ゴハンを外でひとりで食べることが出来るか?」

自分の場合、今は全然平気だが、やっぱ学生時代は、独りで食べないとならないときは、こそこそと食べていた。
そう・・・やはり「こそこそ」・・・つまり「ご飯を一緒に食べてくれる友達がいない=恥ずかしい」という気持ちがあったからだ。

いや「今は全然平気だ」と書いたが・・・ いくらなんでも、ちゃんとしたレストランは、やはり独りでは行けない。独りでも違和感ない店にする(笑)

休日は家で独りで過ごすことが多かった。
やりたいことが、読書、マンガを描く、ピアノを弾く、独りで行うものばかりだったから。
(ちなみに、今はこうしてブログで記事を書くこと、レンタルDVDを見ること、寝ること、だらだら過ごすこと、である^^;)

世間ではこれを不健全とみるのかもしれないが、仕方ない。
スポーツとか興味ないし・・・映画だって、思い立った時に、独りで見に行ってしまうし、貧乏な現在は、映画に行くことはなく、レンタルDVDを利用する。

そーいや、電話もあんまり好きではない。けっこう、用件だけの人である。ケータイも持たない。 必要性をあんまり感じないからだ。

つうか、ケータイなんて持ってしまうと、ますます集中力なくならないか?

若いときの集中力は大切にしたほうがいいかもしれない。
若い時代の集中力は持続性もあり、何かの技術を習得したり、技を磨いたり、何か勉強したりして得られるものはかなり大きいと思う。

歳をとると、そういった集中力も衰え、持続もできず・・・何かを習得したり、レベルアップすることが難しくなってくるよなー・・・
現在の自分はすっかり衰えてしまった。維持が精一杯で、何か新しく得られるものはおそらくないだろう。

おっと・・・ケータイを持たない自分が、ケータイについて語る資格はないし、大きなお世話というものだな・・・いやいや、今どきケータイを持ってないなんて「変人」と思われてしまうので、ケータイを持たないことの利点を言ってみたかっただけなのだ^^;

話がずれてしまった・・・元に戻そう。
「独りでいることについて」語っていたのだっけ。

うん、いつも同じメンバーでの閉鎖的な団体の中で「独りでいる」のは、たしかに辛いものがあるだろう。
いじめの標的になりやすいので、生存にも関わってくる。いや、おおげさかもしれないけど、いじめで自殺する人がいるし、精神的な病気になる人もいるから、「生存にも関わる問題」だろう。


そうそう、「対岸の彼女」には「公園デビュー」の描写もちょっとあった。
大人になれば、仲間はずれにされても、自分は独りでかまわないが、子供が一緒だと厳しいだろうな。

子供を連れて、公園でのほかのお母さん方との、おつきあい・・・
もしそこで仲間はずれにされると、自分の子供も仲間はずれにされるかもしれない。自分の子供がいじめられるかもしれない。これはキツイだろう。

んで、その「対岸の彼女」では・・・
登場人物・主要キャラの子供が、自分に性格がそっくりで、友達をなかなかつくれない、という描写があった。

そして・・・
「子供が自分とそっくり・・・これは耐えられない・・・」
たしかそういったような独白のようなセリフもあった。

この気持ち、分かる気がする。
子供は、自分には似て欲しくない。

独りでいることに抵抗感がない、と書いたことと矛盾するが、やっぱ、自分の子供には「いつも友達に囲まれ、友達をたくさん作れる明るい子になってほしい」と思うだろう。

それは、やはり「友達がたくさんいる明るい子=いい子、幸せな子」という図式が、自分の中にあるからだと思う。

もし、友達がいなくて、暗い子で、おとなしいと・・・不幸な道をたどるのでは、と。

いや、マスメディアの影響を受けすぎだが、そういうイメージが刷り込まれているのだ。
友達がいない=暗い=おとなしい=いじめられる=精神的に蝕まれる・・・最悪、自殺に追い込まれたり、拗ねて反社会的な犯罪者になったり・・・惨めなことになるのではと。

もちろん、そんな不幸な道をたどるとは限らない。
そう思うことは、失礼なことであり、偏見であり、傲慢なことでもあるが・・・そう刷り込まれてしまっている。

前の記事の「価値観の押し付け」では、こういった刷り込みに反発する書き方をしたが・・・
やっぱり自分だって、世間の価値観に染まっているのである。

世間の押し付ける価値観に「どうぞご勝手に、なんとでも思え」とは思う一方・・・世間の価値基準に縛られているところがある。

とくに閉鎖的な団体生活をしなければならない小中高時代は、周りの価値観に反発することは、なかなか難しい。
それは、大人になってからも、尾を引くのかもしれない。

自分は、団体に所属していないので、いじめとは無縁の生活をしているが、やっぱ「対岸の彼女」を読むと、身にしみるものを感じるのである。

「対岸の彼女」では、「子供をもつのが怖い」といった描写もあった。
自分を肯定できない人はそう思うだろう。子供が自分に似てしまったら・・・嫌だからである。

うん、少子化問題が騒がれているが、ひょっとして、こういったことも原因のひとつなのでは、と思う。

私も「自分を肯定できないほうの人間」である。
いつも偉そうにのたまっているので、「ハヤシさんは自信家」と思われるかもしれないが、反対である。

>卑下しているわけではなく、私は頭の回転は非常に鈍い。あまりに「トロい」ので、学生時代は「トロちゃん」と呼ばれていた^^;
けど、友達や同級生が呼ぶ分には親しみが込められているのが分かっていたので、気に入ってもいた。あだ名があるというのは嬉しいものであった。そうそう、自分に愛称やあだ名があるかないかも、学生時代は気になったものである・・・愛称やあだ名がないのは寂しいと思っていた。
けど、先輩などが、明らかにバカにして呼んでいたこともあり、その場合は嫌であった。そういった空気というものは感じるものである。同じ呼び方であっても、一方は親しみ、一方はバカにして嘲笑している、のである。第三者には分からなくても、本人はちゃんとそれは感じる。「いじめ問題」の難しいところでもある。

おっと、話がずれてしまった。元に戻そう。

要するに・・・
自分は、世間が良しとする性格、価値観から外れていることについて、若い頃はコンプレックスを持っていたが、今は別にどうも思わなくなり、気にならなくなった、と言いつつも・・・

もし自分に子供がいたら、子供だけは世間の価値観に合うようにと望み、子供は自分に似ないでほしい、と思ってしまうのである。

世間の価値観など気にするな、どうでもいいことだ、と言っておきながら、世間が良しとする価値観から完全に逃れられないのである。

矛盾というやつである。

バブル世代の女性が「男女平等、対等だ。女をバカにするな」と言っておきながら、
「男はやっぱり女より上位であるべきだ、そういう上位の男性に選ばれてこそ女の価値が上がるのだ」という価値観が刷り込まれているので、自分よりも高収入、高学歴・・・自分よりも上位にいる男性を求めるようなものかもしれない。>今の若い人は違うかもしれないが。

おっと、なんだか、とりとめなくなってしまったが・・・
・・・世間が良しとする価値観から完全に逃れるのは難しいものよのー・・・
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ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

このブログでは、ピアノ、ショパンネタ、マンガ・物語創作、作品感想、社会ネタ考察記事を書いてます。
RPG「クロノトリガー」に、はまったので、「クロノ関連ネタ」もあります。

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