ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

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死刑制度、裁判員制度についての日記が続いているが、もう少し続けたいと思う。いろいろ追記したいこと、新しく知った情報で改めて考えてみたこと、があるからだ。

光市母子殺人事件で加害者に「死刑判決」が出たが・・・

ちょっと前、夜中に、この「光市母子殺人事件」の「あえて加害者の視点から」というテーマの番組があった。
>「加害者を擁護するようなこと」は、普通の時間帯ではやりづらかったのだろう。

で、「計画性があったのか、なかったのか」ということで、
「加害者元少年の犯行に計画性があった」という考えに対し、疑問をなげかけるような内容であった。

しかし、私個人は「計画性があろうと、なかろうと、殺人は殺人であり、2人も殺しているので死刑が妥当だろう」という感覚だ。

が、驚いた。
今までの判例では、2人殺しても、計画性がなかった場合は、「無期懲役となる判決」が多いのだという。
もちろん「計画性があれば死刑」である。

計画性があったか、なかったかよりも、「被害者に落ち度があったか、なかったか」「加害者に憎まれるようなことをしてしまったのか?」ということを私なら重視する。
そこで「情状酌量」になるか、ならないかで、「無期懲役か、死刑か」悩むだろう。


「被害者に何の落ち度もないのに、殺されたにも関わらず、加害者に計画性がなかったら無期懲役」とは考えられない。これは「一人殺しただけ」でも、そう考えてしまう。「死刑」が妥当だと。
>「終身刑」がないのだから、「無期懲役か、死刑か」という選択になるだろう。

そういえば、秋田児童殺人事件の、2人の幼い子供を殺した畠山被告にも、この前「無期懲役」の判決が出て、「2人の子供の命はなんて軽く扱われたのだろう」と驚いたが、
もしかしたら「計画性がなかったから」と裁判官が判断し、「無期懲役」になったのかも?

しかし、計画性がなかったら、といって、
何の落ち度もない幼い子供の2人の命を奪ったにも関わらず、死刑にならずに無期懲役とは・・・正直、軽すぎる気がする。

2人殺しても、計画性があったか、なかったかで、「無期懲役」「死刑」の分かれ目になるなんて・・・

「死刑」と「無期懲役」との刑罰の差があまりにありすぎるのに、「計画性があったか、なかったか」で決まってしまうとは・・・ちょっと納得できない。


この「光市母子殺害事件」も、今までの判例に従うのなら、2人殺しているが加害者は18歳を少し過ぎただけ、ということで「無期懲役」が妥当ということになるのだろう。事実、2審まで「無期懲役」である。

しかし、この「光市母子殺人事件」で「死刑判決」が出て、変わっていくのかもしれない。

が、それでも18歳以上は死刑に出来るが、未満は出来ない、という法の壁がある。
18歳未満なら、何人殺害しても死刑にならない、というのも、おかしい気がする。

「死刑」があることで、「命の重さ」を問うことが出来る、というようなことを本村さんはおしゃっていたが、その通りだと思う。
「死刑」は国が行う殺人だ、命を軽く扱っている、正義に反するという人もいるが
逆に、こういった事件に下る「無期懲役」は、「司法が(被害者の)命を軽く扱った」と思ってしまう。





ところで・・・裁判員制度、本当に機能するのか・・・
今回の光市母子殺人事件では、世論の声を受けてくれたためか、今までの判例を覆し、「死刑」となったが・・・
数人の国民が裁判に参加しても、素人の国民の意見など通らず、今までの判例を知っている裁判官だけで決める、という感じになってしまうのでは、と思ってしまった。

また、裁判員制度で選ばれた市民のプライバシーも完全に守って欲しいと思う。名前も顔も、一切、分からないようにして欲しいと思う。

話題性のある重大な事件であれば、誰が裁判員になったのか、どういう判決を考えているのか、誰もが知りたいだろうし、マスメディアの取材攻勢もあるかもしれない。
ネットにも、情報が漏れ、誹謗中傷の的になるかもしれない。

裁判員に選ばれた市民に守秘義務を課すならば、
裁判員になった市民が特定できないように、名前などの情報が完全に漏れないようにするのは当然である。しかし、可能だろうか?


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補足

死刑制度の是非について、よく問われるのが「犯罪抑止力になるのか?」である。
たいていの人は「死刑制度があっても、抑止力にならない」というが、こんなデータもあるようだ。
http://labaq.com/archives/50693235.html

まあ、何度も書いているように、ほんの少しでも効果があるなら、死刑制度は有効だと考えている。全く抑止力にならない、ということはないだろう。
事実「3人の男が金銭目的で女性を襲い殺害し、次の犯行計画が持ち上がったとき、犯行グループのひとりが死刑が怖くなって自首し、次の犯行が行われる前に、犯人は全員逮捕された事件があった。次の犠牲者は出なかったのである。


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追記1
「弁護士の戦術について」

夜中に放送された「加害者元少年と弁護団の言うことは死刑を免れるための作り上げた嘘なのか?」という視点で、この光市母子殺人事件を問うた番組を見た。

で、じつは、一番最初、この事件が「家裁」に送られたときに、加害者元少年は、
現在の差し戻し審での主張「弁護団が作り上げたであろう、入れ知恵と思われていること」と、ちょっとだけ似たようなことを言っていたのだという。

今度の差し戻し審で、加害者側はいきなり「今までと全く違う供述」をし始めた、死刑を免れるための嘘、と世間は思っているが、じつは違うかもしれない、という疑問を投げかけていた。

しかし、少年が犯した犯罪とはいえ、あまりにも重大であるので、家裁ではなく、一般の大人と同じ裁判を受けることになり、
1審2審は、「計画性も殺意も認め」、判決は無期懲役となっていたところに
差し戻し審となり、「計画性も殺意もなかった」という言い分に変わってしまった。

で、別のテレビ番組では、1審2審の加害者についた弁護士は、「加害者は計画性も殺意も認め、反省している」(計画性、殺意を認めないと「反省している」ということにならないので)という戦略をとったのだろう、とも言っていた。

けっきょくは、戦略・・・なのである。
その1審2審の弁護士による戦略が、差し戻し審では仇となり、「いきなり供述が変わった」「死刑を免れるための嘘」「全く反省していない」ということになってしまったのだ。

いや、でも差し戻し審での加害者側の言い分は、あまりに「荒唐無稽」で、これも弁護士による戦略、作り上げた嘘、かもしれない。


しかし、もしも、ほんとうに弁護団の作り上げた嘘でなく、最初の家裁でも同じようなことを主張していた、いきなり供述が変わったのではない、としても・・・
何の落ち度もない2人殺した事実は変わりないし、死刑が妥当と思う。


それにしても・・・裁判員制度が始まったら・・・
こういった弁護士の「戦略」に惑わされずに、裁判員制度で選ばれた素人の市民が判断できるのだろうか・・・


ただ、刑法では「1人殺しても死刑は可」であり、そこから情状酌量の余地があるのか?ということで
こういった殺人事件の場合、「無期懲役や有期刑が基本、死刑は例外」ではなく、「死刑がまずは基本」という流れになっていくのでは、と誰かが言っていたが、自分もそれでいいと思う。

「死刑へのハードルが下がった、恐ろしい」と思う人もいるだろうが、もともと「1人殺しても死刑が科せられる」「18歳以上から死刑は適用できる」という刑法があるのだし、

殺人は取り返しの付かない犯罪で、絶対にやってはいけないこと、というのを示すために「死刑制度」はあっていい、と思う。(死刑制度と終身刑については、前の日記に書いた)

というか、何の落ち度もない人を殺しても無期懲役や有期刑という軽い刑罰ですんでしまう社会のほうが、命を軽く見ているようで・・・恐ろしい気がするのだが・・・

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追記2

そういえば、山口母子殺害事件の被害者遺族の本村さんが、インタビューでこんな内容のことをおっしゃっていた。

『自分は殺人を悪いことだと思っていない。
加害者が社会に出てきたら、自分は殺意を抱くし、殺すだろう。
でも、それは自分の命を差し出す覚悟である。自分の命と引き換えである。
だから、2人を殺した犯人は、自分の命を差し出す覚悟で殺した、ということで、死んで欲しい』

『たとえば、戦争という場面では殺人は当たり前である。しかし、殺すほうも、自分の命を投げ出す覚悟で殺しているのだ』

『殺すなら、自分の命も捨てる覚悟でやれ』(だから、2人を殺害した元少年も死刑で命を絶たたれるのは当然のことだ)



また、他の被害者遺族も、こんなことを言っていたらしい。
「(加害者に報復したい)自分を犯罪者にしたくなかったら、 司法で裁いて欲しい(死刑にしてほしい)」
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ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

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