ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
光市母子殺人事件で、加害者元少年に「死刑判決」が出てから

本村さんの主張、意見、考えばかりがマスメディアにとりあげられ、被害者寄りになっている、とか
「加害者元少年の境遇」のことで、加害者元少年のことも考えるべき、とか
被害者の主張が通り、死刑=正義という名のもとに人殺しにさせてしまった判決である、とか・・・

たまに、そんな意見を目にするが・・・



ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「マスメディアは、被害者本村さんのことばかり取り上げないで、もっと加害者元少年のことを取り上げて」といっても、加害者は少年法で守られ、出せる情報は制限があり、マスメディアは取り上げづらいだろう。取り上げれば取り上げたで、少年法に反する、と言われるだろう。


それに、ちょっと前の刑事裁判では、被害者側は無視され、裁判に参加できず、それどころか傍聴もできないこともあったそうである
(話題性のある事件では傍聴券求めて人が殺到するので、その場合、被害者側は傍聴券を手に出来なかった、という)

被害者の遺影も持ち込み禁止だった。


それが、本村さんはじめ、犯罪被害者の人々が声を上げ、それをマスメディアが取り上げるようになり、ようやく、被害者側の権利がほんの少しだが、認められるようになった。

今は、裁判の傍聴も被害者遺族は優先されるし、遺影の持ち込みも可能、裁判で意見も言えるようになった。被害者側が、参加できるようになった。

じゃあ、なぜ、今まで、被害者遺族は裁判に参加できなかったのかm遺影の持ち込みも禁止だったのか・・・
それは、裁判官が被害者に同情しないように、判決に影響を与えるといけないから、加害者被告が動揺するから・・・
とまあ、加害者側のことばかり考えられ、被害者遺族のことは全く無視、という不公平なシステムだったようである。

ほか、被害者の権利がなおざりにされていることは、前日記のほうでも語った。(保障のことなど)

マスメディアは、被害者寄りではなく、当然の応援をしたまでだろう。


それに・・・
本村さんの本「天国からのラブレター」は、割と批判されている。

たしかに・・・
つきあっていた頃の妻・弥生さんの手紙や日記を手直しせずに載せているようで、人の悪口らしきものもあり、本村さんの学生時代を知っている周囲の人たちは、誰のことだか分かるだろうし、「これを読んだら傷つくだろう人」もいるだろう・・・弥生さんだって、まさか人目にさらされるとは思ってないから、正直に「人の悪口らしきもの」も書いてしまった・・・

そんな私的で、人目にさらすのはいかがなものか的なものが、本となり出版されてしまった。

しかし、それも、本村さんは世間に訴えたいがため、この事件を風化させたくない思いとの思いもあっただろう。
出版社や編集者の口車にのってしまった可能性もある。

本村さんは、こうして訴え続けたのだ。

そして、今までの判例を覆し、少年に死刑が下った。

少年への死刑は、社会正義に反する、という人もいるが、
少年ならば何をやっても許される(無期懲役とはそういうことだ。とくに少年の場合は短期刑である)という考えのほうが社会正義に反する気がする。

しかし、
この事件の報道で、18歳未満は死刑にならない、ということが知れ渡っただろう。

逆に恐ろしい。

18歳未満の「人を殺してみたい少年」は、タカをくくるだろう。
そして、実行するかもしれない。

18歳未満の少年であろうが、人を意味もなく殺したり、欲望のために殺したら、成人と同じ裁きであってほしい。


ーーーーーーーーーーーーーーーー

子供に「なせ人を殺してはいけないのか?」と問われたら、「お互いの安全を保障するために、法律で決まっているから」でいいだろう。

「じゃあ、法律がなければ殺してもいいのか?」と問われたら、「無法地帯であれば仕方ないかもしれない。どうしても殺したいのなら、内戦紛争のある地域など、無法地帯に行けばいい」と答えるだろう。

「その代わり、あなたも殺される可能性は高いのである」と。

殺人は絶対に許されない、やってはいけない犯罪である、ということを社会は示さないといけない。
そのための死刑制度である。

子供や少年に、タカをくくらせてはいけないと思う。

おそらく、この本村さん母子を殺害した元少年もタカをくくっていた。だから、友人に「7年でひょっこり娑婆にもどる」「誰も裁けない」というようなことを手紙に書いていた。

つまり人を殺しても、少年であれば許されると思っていたのだろう。


いやあ、でも、この手紙があったからこそ、「反省していない」ということで、差し戻し控訴審になったのだろう。

もし、この「反省をしてない手紙」がなかったら・・・たぶん「無期懲役」ですんだのだろう。


なので「反省しているか、してないか」で判断するのは危険である、と、つくづく思った。
それに、大いに公平性に欠ける。

反省していると裁判官に思わせれば、刑が軽くなり
反省してないと思われれば、刑は重くなる・・・

こんな「反省しているか、というあいまいで、判断基準がはっきりしてないことで、決まってしまうなんて・・・

ある被告は死刑
ある被告は無期懲役ですんでしまう。

これは、おかしい。
これこそ社会正義に反するのでは、と思う。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


本村さん母子を殺した元少年の劣悪な境遇を考慮するべき、という考えに対して・・・

どんな不幸な環境で育とうと殺人はいけない、不幸な環境にいる人は情状酌量で刑が軽くなる、というのはおかしい。

つまり不幸な環境にいれば、殺人を犯しても情状酌量の余地あり=仕方ない、と認めていることでもある。

不幸な環境にいれば殺人犯しても仕方ない、という考えは、逆に
「不幸な環境にいる人」を差別していることになる。
それは、イコール「不幸な環境にいる人は犯罪を犯しやすい」と考えていることになるからだ。

もちろん、社会が、そういう不幸な境遇の少年をどうするか、考えないといけないだろうが。

けど、「不幸な環境」が情状酌量の要素になってしまっては、犯罪犯しても「家庭が、学校が、社会が、周囲のものが悪い」となり、ほかへ責任転嫁してしまいがち。本人は反省しづらくなるだろう。

なので、「環境が悪かったから」と、殺人というとりかえしのつかない重い犯罪に対し、情状酌量するのはいかがなものか、と思ってしまうのだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

更生について

まず、殺人犯に更生はかなり難しいのでは、と思ってしまう。
それは本人が反省したから、というのと別の問題で、殺人を犯した者を、簡単に受け入れるところがあるか?ということで。

仕事もなかなか見つからないだろう。
話題になった事件で、成人であれば名前、顔は公開されるし、全国に知れ渡る。少年であっても、今はネットで、名前や顔写真が出回る。

じゃあ、更生した者を受け入れない社会、受け入れない人が悪いのか?というと・・・やはり、殺人を犯した者に限っては、仕方ないのでは、と思う。
それだけのことをしたのだ。

そして結局、更生したとして、刑を終えても、行き場がなく、再犯につながるかもしれない。
殺人犯に対しては、受け入れがたく、ほんとうに更生は難しいような気がする。



「更生できるか、できないか」を判決の考慮要素にするのなら・・・
受け入れてくれる家族がいなければ、さらに更生は難しいはずだ。

すると受け入れてくれる家族がいない「不幸な環境にいる人」は、更生しづらい、ということになる。

不幸な環境にいる人は更生が難しい、なのに、情状酌量で刑は軽くなるのはおかしい。矛盾している。



以上の理由から、やはり、刑罰を決めるとき、「反省しているか?更生できるか?」というあやふやなもので考慮してはいけないと思う。


また「不幸な環境」というのも同じく、これをもってくると「社会復帰、更生しづらい環境にある=更生は難しい」ということになる。

それに「不幸な環境のせい」にすると、責任転嫁してしまい、本当に「反省できるのか」ということにもなる。


前日記にも同じ事をかいているが
犯した罪の重さのみで、刑罰を決めないと不公平である。不公平であやふやな基準に基づいた判決こそ、社会正義に反するんじゃないのか?と思ってしまうんである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



時効について


殺人事件の時効は15年から25年になったが・・・それでも時効は、殺人事件に限り、なしにしてほしい。

25年逃げ回ればOK、と社会が言っているようなものである。

25年(ついこの間まで15年)逃げ回る、ということは、25年服役していた、とも言える、なんていう「?」な意見を耳にするが・・・

つまり殺人は25年服役でOK、許される、と言っているようなもの。

人の命は「25年の服役ですんでしまう価値」と言っているようなもの。

25年逃げ回る、ということは、「反省」とは無縁の25年ということだが、OKなのか?

刑法って、その国が人の命をどう捉えているか、表れるものかもしれない。

殺人事件の時効制度も、社会正義に反するのでは、と思った。
関連記事

ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

このブログでは、ピアノ、ショパンネタ、マンガ・物語創作、作品感想、社会ネタ考察記事を書いてます。
RPG「クロノトリガー」に、はまったので、「クロノ関連ネタ」もあります。

ーーーーーーーーーーー
○ハヤシの過去のHP(凍結)

クロノ曲ピアノアレンジ、イラスト、二次創作物語、クロノ関連雑記などを保管したHP↓
「クロノトリガーとドラゴンクエスト」

マンガやピアノなどについての過去の雑記があるHP↓
「マンガとピアノの道」

ハヤシのピアノ演奏録音↓
「クロノ曲」ピアノアレンジ
「ショパン」の曲


無料レンタル



全ての記事を表示する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。