ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

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渋谷の歯科医家庭での兄が妹を殺害しバラバラにした事件での、加害者兄に対するあまりに軽すぎる懲役7年という判決について・・・

その量刑の理由・・・被害者側遺族でもある家族が、殺された被害者への落ち度を指摘し、加害者には寛大な処分を求める言い分を報道などで知って、被害者側の人権を考えるというのは、難しいことだなと思った。

被害者が殺されてしまった場合、その被害者自身は何も訴えることはできない。

その代わり、被害者遺族が「被害者側」として裁判などで訴えたいことがあるだろうし、「被害者側=被害者遺族の人権」を考えるなら考慮するべきか、思っていたけれど・・・

このように、被害者も加害者も家族内にいる場合、被害者遺族は加害者の家族でもあり、加害者に肩入れしてしまう場合もあるのだろう。

被害者遺族なのに、被害者の落ち度を問い、それを裁判で証言し、加害者へ寛大な処分を求めた。
裁判官は被害者遺族のことを考慮したから、殺人を犯したにも関わらず被告に「懲役7年」の判決を出したのだとしたら・・・と、ちょっと考えてしまった。

この事件は、被害者遺族が加害者の家族ということで、被害者遺族=被害者側の願い通り、殺人を犯したにも関わらず加害者の人権だけは過分に守られ、殺された被害者の命はこの上なく軽く扱われてしまった感じがする。

このように「遺族を含めた被害者側の訴え」を裁判で重視すると、不公平を生むこともあるのかもしれない。
ということで、遺族を含めた被害者側からの要求、被害者側への考慮は、どの程度するべきなのだろうか。



補償問題にしても、
殺人事件の場合、被害者に身内がいなければ、受取人の問題がでてきたりする。身内がいなければ、補償する必要がない、ということになる。

一方、働き手が殺されてしまった場合、かなりの補償をしないと、残された家族の生活は苦しいだろう。
また、殺されなかったにしても、障害が残った場合、その医療費がどのくらいかかるのか・・・障害の度合いによって違ってくるだろうが、一生介護が必要な場合は、かなりの補償が必要だろう。

どのくらいの補償が適当か?
個々のケースによって差をつけるのか?

殺人事件で、被害者に身内がいない場合はどうするのか、
あるいは、殺された被害者が働き手だったか、そうでなかったかで、
または、被害者に障害が残り、医療費や介護費が莫大にかかる場合もあり・・・

その事件の被害者がどういう立場だったかで、補償額を変えていくのか・・・

公平に被害者側を保護し、補償するのは難しそうである。
なので、今まで「被害者側」は無視され、放っておかれてしまったのかもしれない。

今では、多少の補償がされるというけれど、場合によっては、全然足りないだろう。

だから、補償問題では、個々で民事で争ってくれ、ということなのだろうが・・・民事で争っても、結局、支払能力が加害者側になかったり、民事で支払命令が出ても、支払わなくても罰則がないので逃げることもできる。財産差し押さえなど強硬手段に訴えるには、またまた手続きやお金、時間がかかり・・・被害者は泣き寝入りというケースがものすごく多いらしい。被害者側は二重三重の被害を受け、救済されない。

一方、加害者=刑務所での生活は、一人の受刑者に対し、月22万ー27万円経費がかかる。作家の辛酸なめこ氏の話によると、刑務所の食事はわりとおいしいらしい。お休みも充分にある軽作業。病気になれば心着なく医者に診てもらえる。




金銭面だけでなく、精神面の救済も欲しいだろう。

が、加害者は精神面、心神に問題がある場合、専門医が付いたりするが(サカキバラ事件の加害者元少年など手厚い医療が受けられたようである)、被害者側の精神面のケアに、公の手厚い支援はあるのだろうか?




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ところで・・・
この事件の場合の「懲役7年」というのは、
被害者遺族といってもいい家族が、加害者に寛大な処分を求めたから、だけではなく、
加害者がアスペルガー障害から、犯行時は解離性障害(多重人格」になり、善悪を判断する能力が欠けていたから?)だったというのも大きい理由かもしれないけれど・・・

いつも思う。犯行時を見たわけではないのに、どうして「そのときは障害(この事件の場合は、解離性障害=多重人格だというのだが・・)を患っていた」「心神喪失だった、あるいは、心神こう弱だった」と鑑定できるのだろうか、と。

とくに、この事件の場合、殺害時は責任能力あり、遺体をバラバラにしたときは責任能力なし(無罪)、と言っているわけで・・・
数時間内に行ったことに対し、同じ加害者の責任能力が、あり、なし、に分かれるとは・・・
素人ながら、精神鑑定というものに疑問を感じる。

また、被害者遺族といっていい家族が、被害者の妹が「いかに攻撃的で態度が悪かったか」という落ち度を指摘し
対して加害者兄は「妹にかわいそうなことをした」「(妹に対し)理解してあげなかったことを謝罪」
と、妹に対して情を示したらしいが・・・

穿った見方をしてしまうと・・・最大限に情状酌量してもらうための戦術だったのではないか、と思ってしまう。(加害者兄だけが、妹の味方だった、というような印象を与える・・・)
そして「障害」「心神に問題があった」ということも利用し、「懲役7年」を勝ち取った、という感じがする。

さて、殺人罪で懲役7年というとても軽い刑の判決を受け、家族を含め加害者側は「良し」とするのか、あるいは「殺害時、心神喪失で責任能力なしで、あくまでも無罪」を勝ち取るために、控訴するのか?

対する検察側は「懲役7年は軽すぎる」ということで、「公平性」のために上告してほしいと思うが、
被害者遺族でもある家族が、加害者に「寛大な処分」を求めているので、上告しにくいかもしれない。



殺された被害者は、何も訴えることはできない。

「まるで被害者が裁かれているような裁判」とコメントがつくほど被害者の落ち度が責められ、死者に鞭打つような裁判だったらしいことを聞くと・・・
被害者遺族の訴えを聞くことは、被害者の人権を守ることになるとは限らない、と疑問を持たせられた事件でもあった。
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ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

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