ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この前、テレビで、「美容整形依存」となり、顔がめちゃくちゃになった韓国のある女性のことをやっていた。
それに対して、スマップの中居君が「残念なところがあるから、かわいいんじゃないかー」というようなことをコメントし、「上手いことを言うなあ」と感心した。
けど、「ちょっと残念なところがある」ぐらいなら、かわいいんだろうけど、ハヤシのように「いろんなところがかなり残念な人」はどうしたらええんやーと思ってしまった。

というわけで、「劣等感」について・・・である。

まず、自分のことを語ってみよう。決して「こうしたほうがいいよ。こう考えたほうがいいよ」ということではない。「自分はこうだった」ということで、自己分析みたいなものである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さてさて・・・
やはり人間、大方の人がもつのが「容姿の劣等感」かもしれない。
自分の容姿に満足している人は、少数だろう。いや、どこかで、そういったアンケート調査結果を見聞きした。日本人は、とくに容姿にコンプレックスをもつ人が多いらしい。

自分の場合、「美」への劣等感を持ったのは、かなり遅いのだけど、19歳~20歳くらいのときである。
いやあ、のんびりしていたというか、当時、テレビはアニメ以外ほとんど見なかったし、芸能人にも興味がなく、ファッション雑誌も見たことがなく、よって「これが美人というものだ」というものがインプットされておらず、美の感覚が鈍かったのだ^^

よって、自分が醜いかどうかも、あんまり気にならなかった。
ある意味、幸せであった。

で、「美」への劣等感をもったのは、ちょうど目標がなくなった時期でもあった。(自分の場合、当時の目標はピアノが上手く弾けるようになること、であった。)

20歳過ぎると、技術向上は難しくなる。頭打ち。
それまでは、練習すればしただけのものが返ってきたが、20歳過ぎるとダメである。なので、先が見えてしまうのである。

というわけで、目標を失ったときに、世間の価値観に染まり、「美とはこういうものだ」「美しいことが求められる社会」を知り、美しくない自分は劣等感を持つようになったのだ。

が、すぐにマンガを描くことに夢中になり、漫画家になる、という大いなる目標ができてからは、美の劣等感にそれほどさいなまれずに過ごせた。
マンガを描くことに99パーセントエネルギーがいき、残り1パーセントはピアノ技術の維持となった。

が、劣等感を無視できていたわけでもない。
劣等感はあるにはあったけど、という感じ。

で、それはどういうときに出てくるかというと、
やっぱ、人から、自分の外見をちょいとからかわれたとき、笑われたときなど、である。
「誰それに似ている」というような話題とか。

けど、整形するまでには至らなかった。
ずっとその話題で笑われ、からかわれ続けたり、あるいは、外見が悪いことでいじめられたりすれば、もっと劣等感にさいなまれていたかもしれないが。

ちなみに、高校の時は、まったく気にならなかった。
なので「○○に似ている」と笑われることが(もちろん、○○とは、似ていると言われても、ありがたくなかったりする人である)、かえって嬉しかったりした。
楽しいコミュニケーションと捉えていたのである。自分が醜いという意識もなかったのだろう。美への意識がうすく、頭にあるのは「ピアノ」だけであったからだろう。

おそらく、自分は、おそろしく視野が狭い、偏った人である。
なので、頭にあるのが、「ピアノだけ」「マンガだけ」という状態になり、他のものが入り込む余地がなくなってしまうのだろう。
よく言えば、集中力がある、悪く言えば、視野が狭く、偏っている、世事に疎い、周りが見えてない、自分のことだけしか考えない、ということで、プラス、マイナスがあったと思う。

視野が広ければ、もっと、まともな、バランスの良い人になれただろうと思う一方、マンガでデビューはできず、絵もピアノの腕も今以下だったろう。

ただ、これだけはいえる。
夢中になれるものがあったので、自分は救われた。

そして、劣等感もまるで感じなくなるほどに鈍った自分に、かつてほど夢中になれるものはなく、欲がなくなってしまった・・・よって美への欲もない=劣等感もなくなってしまった。

健康でいられるだけで、ありがたい、という感じである。
>・・・健康をありがたく思えてしまうほど衰えたということでもあるが。

幸せを感じるレベルが下がったので、劣等感も「どうでもいいこと」になってしまったのだ。


では・・・
美の劣等感はともかく、かつて夢中になっていたピアノやマンガ関連での劣等感はなかったのか?というと・・・

悔しい、とか、もっと上手くなりたい、とか、下手な自分が情けない、という気持ちはあったけど、自信をなくすというとこまではいかず、「劣等感」とはちょっと違うのかもしれない。

けど、「悔しい」という気持ちは、原動力となる。

ただ、自分の場合、美の劣等感では、原動力にならなかったけど、(ただただ気持ちが萎縮するだけ・・・だった)

自分を夢中にさせたもの、目標としたもの(自分の場合、マンガ、ピアノ)関連の劣等意識は、もっと上手くなりたいという原動力になった。

というか、自分が美しくなることよりも、漫画家になれることのほうがまだずっと近い気がしていた。
まあ、それだけ、美は自分にとって縁のないものだったのかもしれないのだが。

ピアノやマンガへの努力は基本的に楽しかった。
「どうせ、自分なんか・・・」と思ったこともない。

きっと普通の人(とくに女性)は、同じように、化粧やケア、おしゃれにお金や時間などのエネルギーをかけたり、という美への努力が楽しいのだろうと思う。
けど、自分はそれほど興味がもてず、楽しいとは思えず、面倒というのが先にたってしまう。

うん、自分が思うに・・・
もしも、劣等意識が原動力になり、もっとレベルアップしたいと、その努力が楽しいと思えるんなら、その道にとことん進んでもいいのでは、と。
優先順位の上位、または最優先で、そのエネルギー(時間、お金などなど)をつぎ込んだほうがいいと思う。

反対に、劣等意識が、自分を萎縮させるだけ、レベルアップへの努力が楽しいと思えなければ、程ほどにして、別のことにエネルギーを使ったほうがいいかもしれない。

けど、「世間一般が求める価値観」に背くことは難しいし、とくに「容姿、外見関連」では、嘲笑、からかいもあるだろうし、周りとしては悪気のない軽いジョークのつもりかもしれない。が、一番傷つけられるのも、そういった「周りからの、容姿関連の嘲笑やからかい」だろう。
また人々は、「容姿、外見」を抵抗感なく、ついつい笑いものにしてしまうのだろう。

それを気にしないで生きていくのは、とくに若いときは難しいだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自分の大学生時代の話をしよう。

目標を失った3年生から、世間の価値観に染まり、「華やかで遊び上手でおしゃれで友達がたくさんいてお付き合いに忙しい明るい大学生活=健全で世間が良しとする大学生活」を、やってみようと思った。もちろん、そういった世界に憧れがあった。

その頃、若者たちの間で流行していたのは、テニスもしくはスキーであった。大学生のやる遊びの王道という感じであった。

というわけで他大学のスキーサークルに入った・・・が、まるで自分には合わなかった。
当然なじめず、疎外感を味わうことになる。
いやあ、今思えば、場の空気に合わない自分がいて、そのサークルにも申し訳なかったとも思う。

世間の求める価値観に合わせるのは、自分の場合、楽しくできなかったし、ますます劣等感をつのらせることとなった。
憧れるんだけど、自分には合わない。「どうせ、自分は・・・」と萎縮した気持ちしか持てない。

が、多くの人は楽しくできるのだろう。だから、それが流行となり、メジャーな世界となるのだろう。

けど、世界はそれだけではなく、マイナーな世界もたくさんあるわけで・・・(まあ、オタク世界もそのひとつだけど・・・)

つうわけで、自分に合う居場所、世界をみつけるか・・・
あるいは、どうしても憧れてしまう場所=メジャーな世界で(・・・世間一般の多くの人たちが、その世界を良しとしているのだから、憧れるに決まっている)劣等感と戦いながら程ほどに合わせるか・・・

けれど、劣等感とは、裏を返せば、人から認められたい、好かれたいという気持ちからくるのだろう。
で、その人から認められたい、好かれたいっていう気持ちが、原動力となり、いろんな道が開けたり、見つかったりするのかもしれない。


関連記事

「美容整形について」
「自分のお値段」
「価値観の押し付け」
関連記事

ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

このブログでは、ピアノ、ショパンネタ、マンガ・物語創作、作品感想、社会ネタ考察記事を書いてます。
RPG「クロノトリガー」に、はまったので、「クロノ関連ネタ」もあります。

ーーーーーーーーーーー
○ハヤシの過去のHP(凍結)

クロノ曲ピアノアレンジ、イラスト、二次創作物語、クロノ関連雑記などを保管したHP↓
「クロノトリガーとドラゴンクエスト」

マンガやピアノなどについての過去の雑記があるHP↓
「マンガとピアノの道」

ハヤシのピアノ演奏録音↓
「クロノ曲」ピアノアレンジ
「ショパン」の曲


無料レンタル



全ての記事を表示する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。