ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

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「貧困大国アメリカ」(堤未果)というルポ本を読んだ。

いやあ、アメリカの後を追い、アメリカの言うことを聞いてしまいがちな日本がこうならないように・・・と思ってしまった。
では、どんなことが書いてあったのか、感想を綴ってみよう。

※断り書きをするまでもないけれど、本に書いてあったことへの感想であって、私がアメリカの実情を知っているわけではない。こういった本やテレビ番組などで知るアメリカ、ということで、アメリカについて感想を述べるのである。

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前記事で中国をネタに語った中で、中国では「国家の利益の前に、個人は部品に過ぎない」らしいと書いたが、アメリカは「経済のために、企業の利益の前に、個人は部品に過ぎない」のかもしれない。日本もアメリカの後を追っている、らしい。
結局、中国もアメリカも日本も同じ穴の狢なのかもしれない。
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さてさて・・・
どこかの週刊誌に書いてあったけど、
今の日本に、未来に希望が持てず、「希望は戦争だ」という若者がいるらしい。
最下層(と位置づけられているワーキングプア)、弱者は這い上がることができず、不公平感を募らせているため、戦争でも起これば、勝ち組に位置されている人も被害を被り、不公平感が解消される、と思っているらしい。

けど、この本を読んで、いやいや戦争が起きれば、ますます弱者、貧困層が一番痛い目に遭うかもよ、と思う。

アメリカでは「戦争」を「ビジネス」として捉えている人たちがいるようである。

低賃金の仕事で、生活するのも困難な人たちを、「戦争関係」の派遣会社が誘うらしい。

外国で勤務、運転手として・・・
もちろん年収も破格。(例として、本に載っていたのは6万5千ドル)

そしてイラクに行かされ、武器をトラックで運ぶ仕事をするのである。

イラクは気温40度、水は現地の水を飲むしかなかった。

兵士は支給されるペットボトルの水を飲料水にしていたが・・・

派遣会社から派遣された者たちは、米軍が使用した「劣化ウラン弾」のために放射能で汚染された水しかなかったという。

後に、この放射能に汚染された水を飲んだせいか、派遣された者=この貧困層の民間人は白血病になるのだ。

アメリカは日本のような公の健康保険がなく、民間の保険会社に入るしかないが、貧困層は当然、入ることは出来ず、治療に高額な医療費がかかり、派遣で稼いだお金はすぐに消え、さらに貧困にあえぐ生活となったという。もちろん、治療費はもう払えず、死を待つしかない状態になるのだろう。

なのに・・・命の危険が高く、条件がいいとはいえない、むしろ悪条件の「戦争派遣会社」への登録は、増えているという。
貧困層がお金を得る手段として・・・民間人が、運転手や燃料倉庫の管理という仕事に、戦場に借り出されるのである。

そして、アメリカ国内だけではなく、ほかの「豊かではない海外の国」からも、戦争に関わる労働者を集めているらしい。アメリカ人よりも、さらに安く使えるからである。

そういった貧困国の労働者は、待遇も悪く、食事は米兵の残飯、昼間は40度の炎天下で作業、夜は零度以下の暖房のないトレーラーやテントで過ごすしかなく、衰弱死する人もいるという。

もちろん、防具などもない。
ので、戦場なのに、攻撃されても身を守れない。

いくら死亡者がでても、戦死扱いにはならない。

安く使い捨てが出来る・・・ので、アメリカにとっては、戦争サポート派遣会社の存在はお得なのである。

ここまで人権無視ができるのは、こういった派遣会社には、何層にも下請け会社が存在し、複雑な仕組みのせいだという。

で、ある戦争サポート派遣会社の親会社は石油サービス・建設企業だったりして、アメリカの高官が絡んでいたりする。

戦争でお金儲けできるので、高官も絡んでくるのだろう。
お金儲けできるから、こういった戦争サポート派遣会社を作るのだろう。

傭兵を派遣する会社もあるらしい。
派遣会社は、社員は軍人ではなく民間人だ、ということで、「傭兵ではない」としているらしいが。
アメリカ政府の注文を受け、戦闘訓練を受けた社員を、現地に派遣しているらしい。
軍人ではなく民間人ということなので、戦死者の数にも入らない。
民間人ということなので、なにかをしでかしても、軍法会議にかけることもできない。
そして、安く使うことができ、アメリカにしてみれば、こうした派遣会社の存在は願ったりかなったりということらしい。

もちろん、戦争関連派遣会社のほうは、戦争がないと巨大な利益を生み出すことができないので、戦争大歓迎である。

そして、こうした戦争関連企業は莫大な富を得、親会社である大企業はますます潤い、政府の高官を、その資金力でバックアップし、もちつもたれつの中になる。

また、アメリカ軍の正規の兵士も、貧困層、経済的に恵まれない者が多いらしい。
兵士になれば、とりあえず「職」を得ることになり、それなりのお金がもらえるからだ。保険も入ることが出来、ある程度の保障がつくという。

貧乏くじを引くのは、ワーキングプア、貧困層の人、ということになる。

けど、戦争に行かされ、なにかあっても、それは「お金を稼ぐために行ったのだから、自己責任」ということになるのである。

アメリカでは、「徴兵制など必要ない。生活苦にあえぐ人が、戦争に行ってくれる」ということらしい。そして戦争関連企業、それに関わるトップは大儲けできるのだという

戦争関連会社が大儲けできる戦争は、国のためではなく、一部の個人(高官、それに絡んでいる人たちなど)の私腹を肥やすために行われているのか?とすら思ってしまった。
というか、戦争によって利益を得ているのだから、戦争がないと困ってしまうだろう。

ところで、アメリカ軍が使用した劣化ウラン弾で、放射能に汚染された水を飲み、白血病になった・・・戦争サポート派遣会社から派遣された民間人は、その後、莫大な治療費がかかり、得たお金もすぐになくなったらしい。
病気はまだ完治せず、治療も継続できず、死を待つだけ、となるのだろう。


もちろん、イラク市民の犠牲は計り知れない。


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アメリカ関連ネタ。

追記1
「731部隊とアメリカ」

以前の記事で「薬害問題と731部隊」について書いたことあるけれど、その731部隊・・・その中のひとりが「帝銀毒殺事件」の真犯人だった可能性がある、というテレビ番組を見たことがある。

11人が殺害された「帝銀毒殺事件」については、こちらの記事を参照。731部隊の事も出ている。
http://www.geocities.jp/showahistory/history03/23b.html

この事件で毒殺に使われた毒薬が、731部隊のものであり、普通の一般人が手に入れられるものではなく、警察もその「元731部隊だったという容疑者」を追っていたらしい。

しかし、アメリカから横槍が入り、警察は捜査を方向転換をせざるを得なくなり、元731部隊の容疑者を追えなくなり・・・なぜか、ある画家が逮捕された。

その画家は、否認し続けたが、裁判では有罪、死刑の宣告を受けた。

が、しかし、死刑が実行されることはなかった。
画家は獄中死した。

アメリカは、731部隊のことを世間に隠しておきたかったのだろう。
731部隊の細菌兵器のための人体実験データを得るために、731部隊を戦犯にしないという取引をしたことを、絶対に公にしたくなかったのだろう。

当時、日本では「731部隊の存在を知っている者」は限られた少数で、一般には知られてなかったという。

なので、731部隊のことが騒がれると、やがては「取引したこと」も明るみになってしまうかも・・・と、アメリカは危惧したのかもしれない。

731部隊は、アメリカによって・・・重犯罪を犯しても守られた・・・らしい。


ちなみに、731部隊の記事はこちら↓・・・記事の後半です。
http://hakkusyunn.blog76.fc2.com/blog-entry-140.html

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追記2
「アメリカによる日本の一般市民大量殺戮」

ところで・・・第二次世界大戦の話だが・・・
アメリカは、日本に対し、8月15日終戦直前まで空襲していたらしい。

広島と長崎に原爆落として、まだその後、空襲をしていたとは・・・自分は知らなかった。

いや原爆を落とすまでもなく、日本の敗戦はあきらかだったのに、2発も落とし、その後、まだ空襲をしていたとは驚いた。
そして、機銃掃射で逃げる市民を狩りをするかのように殺したらしい。

原爆の後の空襲は、勝ちは当然だったので、ちょっとした訓練のつもりだったのか、または、ちょっとしたゲーム感覚で行ったのかもしれない。安全なところから、合法的に人を殺せるのだ。

「機銃掃射で弄ばれ殺された」という証言もあるくらいだから、アメリカ軍にしてみればゲームだったのかもしれない。

ほんとうに徹底的にやられたんだなと思った。

原爆を2発も落とした意味というのは、実験(型が違うので、それぞれ試してみたかった)、またはソ連への牽制とか・・・酷いけれどアメリカの国益として意味があったのだろうと思うことができるのだが、15日まで続いた空襲や機銃掃射での市民殺しは、どんな意味があったのだろう?アメリカにとって得することなんてないだろうに・・・と思ったのであった。

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「都市への空襲」について

東京大空襲では・・・ただ、単に、東京の上に焼夷弾を落としたのでなく、
できるかぎり、たくさんの市民を殺戮するために、どこにどのタイミングで落とすか、練られた計画だったらしいことを、以前放送されたドラマ「東京大空襲」で知った・・・

広島への原爆も・・・
東京のほか、ほかの地方都市も空襲を受けまくったが、なぜか広島にはなかった・・・それは、そのときから、すでに広島が原爆を落とす候補地として計画があったからなのかもしれない。
その原爆の威力を試すためのに、無傷の都市でなければ意味がないので、広島への攻撃は「原爆完成」までとっておいたのだろう。

どのくらいダメージをあたえられるか、つまりどのくらい殺すことができるか・・・
アメリカは、型の違う2発の原爆を、広島、続けて、長崎に落とした。
日本が「広島原爆投下」だけで降伏する前に、3日後に長崎に落とした。
原爆の型がそれぞれ違うので、2種類の原爆(ウラン型、プルトニウム型)、どちらも試してみたかったらしい。

日本は虫の息だったのに、2発も原爆を落とし、殺戮に殺戮を重ねたアメリカである。
旧ソ連が参戦する前に日本に降伏してもらいたかったアメリカは、旧ソ連が8月9日に参戦したその日に、長崎に原爆を落とした・・・旧ソ連を牽制する意味もあったのだろう。
そして、旧ソ連にアメリカの威力をみせつけたかった、とも聞く。

おそらく、今まで一番大量に人間を殺した国は、アメリカだろう。

もちろん、日本だって、中国の都市、重慶を空襲したし、南京大虐殺も行った。
市民を大量虐殺するような空襲は、当時も国際的に禁じられていたのに、それをはじめに破ったのは、ドイツと日本だった。

だから日本はアメリカに何も言えないし、アメリカも反省はしない。
「戦争を終わらせるために仕方なかった」「最初に仕掛けたのは、そっちだろう」と言われてしまう。

そして・・・
首都東京を空襲され大打撃を受け、ふつうならば「そこで降伏する」だろうに、日本は降伏せず・・・
地方都市を空襲されても、まだ降伏せず・・・

そのうちアメリカが「原爆を完成」させてしまい、 アメリカに「無条件降伏」を打診されたが、日本は「天皇制だけは守りたい」と無条件降伏せず黙殺、アメリカに「原爆を落とす口実」を与えてしまった・・・という。

日本も愚かだったんだろうけど・・・
それでも、アメリカの「いかに大量に市民を虐殺できるか、実験的な意味で殺戮した」のあの当時の戦争のやり方はすごい・・・ と思った。

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補足

「アメリカが原爆を落とした後も、日本各地を空襲した件」について。

この前NHK「歴史番組」でやっていたのだけど・・・
アメリカは原爆を2発落とした後、それでも無条件降伏受け入れに対し、なかなか答えを出さなかった日本に「早く降伏しろ」ということで、空襲を行ったらしい。
旧ソ連が8月9日に参戦してきているから、アメリカとしては早く日本に降伏をしてもらいたかった=国益のため、だったらしい。

けど、機銃掃射で、各地、少数の一般市民を虐殺、弄んだのは、日本に早く降伏してもらいたかったから=国益のため、とは思えないけれど。

しかし・・・日本政府は「天皇制存続」に本当にこだわっていたようである。
だから、原爆を2発も落とされても、なお無条件降伏受け入れまで時間がかかったようである。軍部は降伏せずに本土決戦を本気で考えていたようだし・・・

そのために、多くの日本国民が犠牲になってしまったのだけど、当時は国民の命など「部品」であり、天皇と皇族さえ無事であればよかったのだろう・・・

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さてさて・・・
ここで、ちょっと憲法9条について語ろう。 (・・・以前の記事「天皇制について」の後半、追記1のところにも同じコトを書いてます)

国益というのを、考えれば、「憲法9条」は改定せずに、今のまま、うやむやのままにしておいたほうがいいかも、と個人的に思う。

これは「平和のために」などという考えではなく、アメリカの起こす戦争に巻き込まれないために・・・
「日本は9条があるので、軍隊を派遣できません」と言い訳できるように、9条を今のまま残したほうがいいのでは、という考え。

まあ、今でも「いちおうアメリカに守ってもらってます」という感じの日本が、アメリカにどこまで楯突くことができるか・・・
で、9条改定を一番求めているのは実はアメリカかも?・・・改定したら、アメリカの思うつぼ・・・アメリカの起こす戦争に日本が巻き込まれてしまうかも。

「中国や韓国、北朝鮮の脅威」よりも、アメリカの起こす戦争に巻き込まれるほうが損失が大きいのでは、と思う。
近隣国などに戦争しかけられる可能性よりも、アメリカに利用される可能性が大きいのでは、と。

アメリカについて書かれたこういったルポを読むと、なおさら・・・今のまま、うやむやにしながら9条を保ったほうがいい、と思ってしまった。

うやむやのまま・・・国際的に孤立しない程度に、自衛隊(軍隊)派遣して国際協力はします・・・ってな感じを保てれば・・・と。
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ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

このブログでは、ピアノ、ショパンネタ、マンガ・物語創作、作品感想、社会ネタ考察記事を書いてます。
RPG「クロノトリガー」に、はまったので、「クロノ関連ネタ」もあります。

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○ハヤシの過去のHP(凍結)

クロノ曲ピアノアレンジ、イラスト、二次創作物語、クロノ関連雑記などを保管したHP↓
「クロノトリガーとドラゴンクエスト」

マンガやピアノなどについての過去の雑記があるHP↓
「マンガとピアノの道」

ハヤシのピアノ演奏録音↓
「クロノ曲」ピアノアレンジ
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