ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

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倒れたガッシュをベッドに運ぶクロノ。

間もなく、ガッシュは気を取り戻す。
「ワシも歳じゃな・・・心配かけた・・・」とルッカたちに語りかけた。

そしてガッシュの思いは交錯する。

全く別の時代にやってきて、孤独だった自分を癒してくれたルッカとクロノ・・・愛弟子のルッカに自分が研究してきたことを受け継いで欲しい、時の翼を完成させて欲しい。そして、サラたちがどうなったのか、知りたい。

いや、それはあまりにも自分勝手、ルッカたちには関係のないこと・・・それに時の翼によって、悪い結果に彼らを導いてしまったら・・・危険だ。

が、「時の翼」への思いが、どうしても捨て切れない。

それは、きっと・・・
自分の後を受け継ぐにふさわしい能力をもった天才的なルッカ、
タイムマシン「時の翼」に必要なドリストーン「赤い石」を産む生命体、
武芸に優れ、おまけにその生命体に懐かれているクロノ、
そして今、目の前に現れたサラのペンダントを持つマール・・・
すべてが、何かとてつもない運命に導かれたように自分の前に現れたからだ。

そう、もしかしたら、これは「運命」なのかもしれない。人智を越える何か、大きな力が働いたのかもしれない。それが自分の思いと重なるならば、彼らに託してもいいのではないか・・・

そして、もうワシの命は残り少ない。

「ワシの話を聞いて欲しい」
ガッシュは静かに、自分のこと、自分の思いや考えを話し始めた。

タイムマシン「時の翼」のこと、
タイムマシンが作られようとした経緯やジール魔法王国のこと、
マールのペンダントは、ジール魔法王国の王女サラがしていたものとよく似ており、同じである可能性が高いこと、
自分は時空を飛ばされ、ここにやってきたこと、
サラを含め、一緒にいた者たちも時空を飛ばされた可能性が高いこと

時空については・・・
タイムゲートは複数あり、そこから時空を移動する。
そしてタイムゲートのあるところに出る。しかもタイムゲートは時間の流れにそって動いてしまう。
つまり、以前にタイムゲートをくぐり抜けて、やってきたことのある時代に飛べたとしても、以前きたときよりも何日か時間がたっている場合があるかもしれない。
従って、タイムマシンを使っても、自分たちの行きたい時代や年、日にち、時間を細かく自由に選べないこと。


推論だが、タイムゲートがあるところは、歴史改変が許されている、と考えられること。あるいは歴史改変することも、時の歴史に組み込まれているかもしれないこと。

そして、こうも考えられる・・・なにか良からぬ者の手で、時の秩序が乱されようとしているのを止めて欲しいと、大きな力に導かれるように、今、自分の目の前に「すべてがそろったのかもしれない」ということ。

時の流れに違和感を感じたら、時の秩序が乱される兆候が出ていると考えていい・・・
そして、自分たちの生きる時間の流れの上に、また大きな時間の流れがあるのかもしれないということ。だから、ある時間軸の歴史改変しても、タイムパラドックスが発生しても、世界が破綻しないようになっているのかもしれない。

しかし、何もしない、という選択ももちろんある。
それはルッカたちに決めて欲しい。

「・・・・・・」クロノとルッカとマールはただ静かに聞いていた。

けど、ガッシュは、自分が一番強く思うことは話さなかった。
自分の研究や思いを継いで欲しい、託したい、それが自分の生きた証になる、死に行く自分の孤独を救ってくれる・・・

「心配だから、もうちょっと残る」という3人を帰らせた後、ガッシュは最後の仕事として、「時の翼」の設計図を作り始めた。

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「クロノ、マールをしっかり送っていくのよ。」とルッカは、やっぱりガッシュを一人にしておけないと、戻っていった。

「私も・・・」とマールは言いかけたが、いくらなんでも帰らなきゃいけない時間である。
パパ、心配しているだろうな・・・でも、私だって、自由に外を歩き回ってみたかったし、友達も欲しかったんだもの・・・と心の中で嘆いた。

そんなマールに、クロノとルッカはくったくなくつきあってくれた。
いつまでも・・・これからもずっと・・・と願わずにはいられなかった。

「ねえ、もしタイムマシンが完成して、出かけることがあったら・・・私も一緒に連れて行ってくれる?」とマールはクロノに聞いてみた。
「うーん、あの話を聞いてみる限り、危険があるかもしれないけど・・・」クロノは思案顔だった。タイムマシンには興味シンシンだけど、女の子を危険な目にあわせるわけには行かない。
「大丈夫。こう見えても、私、護身術を仕込まれているんだから。とくに弓道には自信あるのよ」
「へえー」
「それに・・・あのおじいさん、私のペンダントのことを言っていたでしょう。私もペンダントのことを知りたいの」
「うん」
「で、冒険してみたい。時を越えるって、なんかワクワクするじゃない」
「それはオレも」

それまで静かにしていたプチラヴォスが「プチ」と鳴いた。まるで「自分も」と言っているように。

クロノとマールは思わず顔を見合わせ、笑いあった。
「ほんとうに、それ、珍しい生き物ね。旅に出たら、もっと、いろいろとめずらしいものに出会えるのかしら・・・すごく楽しみ。もちろん苦労することもあるだろうけど乗り越えてみせる」
そう、友達と一緒なら・・・とマールは思いを強くした。「だから、必ず、私も連れてってよ。約束よ。」
「うん、分かった」

城門の近くまで来たので、クロノはそこでマールと別れた。
マールが言うには、大変疑い深い大臣がいて、夜遅くまでマールと一緒にいたクロノを疑い、いわれのない濡れ衣を着せかねない、ということだった。

が、遅かった・・・
クロノは「姫を誘拐した」ということでお城の兵士に捕まってしまったのだ。

マールが「お城まで送ってくれただけ」と必死で弁明するが、大臣ヤクラは「姫の誘拐の容疑で逮捕する」と耳を貸さず、クロノは牢屋へ閉じ込められてしまった。


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あとがき

行き当たりばったりで、話をつくっているもんだから・・・付け加えたい場面がでてきたりする。

それは、マールが護身術を仕込まれていて、ボーガン、弓の使い手である、というところ。
やはり実際にクロノの目の前で「これだけできるのだ」というのを見せたほうが、説得力あるよなー。

クロノにお城まで送ってもらう途中、モンスターに襲われるけど、クロノが助ける前に、マールはすばやくやっつけてしまうのだ。
「女の子を危険な目に合わせられない」と考えるクロノに、マールを一緒に旅をする仲間として認めさせるのには、実際に実力を見せ付ける場面がほしいよなー、と後になって思ったりするのである。

まあ、祭りに行くのに、武器をもち歩いていたのか、という問題がでてくるが、護身用に持ち歩いていたのである。モンスターの出る世界にいるから、武器を携えているのは日常のことなのだ。

で、原作クロノトリガーのお話は(ゲームはもう1年半以上やってないかも)、かなりうろ覚えのところがあり、マールは「パパではなく、父上、お父様」と呼んでいたっけ?と、これまた後になって思うのである。

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ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

このブログでは、ピアノ、ショパンネタ、マンガ・物語創作、作品感想、社会ネタ考察記事を書いてます。
RPG「クロノトリガー」に、はまったので、「クロノ関連ネタ」もあります。

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「クロノ曲」ピアノアレンジ
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