ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

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今、「電波男」「萌える男」(どちらも本田透 著)読んでおる。
オタクについて書かれているが、なるほどーーーと頷いてしまった。

ワシもわかる、わかるでーーーという気持ちだ。
「電波男」は、世間の恋愛至上・恋愛資本主義に反旗を翻し、いろいろと頷かせられた本である。笑える。
「萌える男」はちょっと小難しそうに理論的に書かれているが、でも分かりやすい。

が、まあ、どっちかというと「電波男」のほうが、楽しく読める。こっちが、おすすめかな。
いや、ワシはまだオタクとしては中途半端であるが、この本を読むとスカッとするで。
オタクに元気を与えてくれる本である。

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では、もう少し詳しく語ろう。

「電波男」で、著者本田さんが槍玉に挙げているのは、酒井順子の「負け犬の遠吠え」の女たちであるが・・・

なるほど、たしかに・・・今更「オタクが増えているから、結婚できない負け犬が増えた」と言われ、「今まで散々オタクを馬鹿にし、いや眼中になかった、無視していたくせに、結婚できないのをオタクのせいにするな」と腹が立つであろうが・・・

酒井さんはただ「負け犬女が結婚できず、あぶれた理由として、オタク男が増えて、生身の女を相手にしなくなったから、あぶれる女がたくさんでてきた」ということで、「オタク」のことを書いただけであろう。

そう、つまり怒らなくていいのである、俺らオタクはお前らなど相手にしないと、わははははーと笑えばいいのである。>もち、本田さんも「お前らなど相手にしない」とおっしゃっておられる。

が、じつは、ワシも・・・
酒井さんの別の本(「性愛格差論」という共著)で、酒井さんが「アニメの宇宙戦艦ヤマトごっこをしている人たちが気持ち悪かった」と言ってたらしく・・・
宇宙戦艦ヤマトはワシもはまっていたっけ・・・「ごっこ」はしなかったが、イラストをたくさん描き、マンガ道への第一歩を踏み出すきっかけとなったのは、「ヤマト」のおかげであったかもしれない・・・

ああ、そうだ、友達ですげえ演技の上手い子がいて、セリフを読んだりしていたのは「ごっこ」になるのか・・・ワシは感動して聞いていたのだけど。

そっかー、酒井さんから見れば「気持ち悪かった」のかー・・・
きっと「コスプレ」する人たちも気持ち悪いと思っているのだろう(ワシはコスプレはしないが、楽しそうである)・・・と、今まで酒井さんのエッセイが大好きであったワシであるが、ちょっと残念な気分になった。

理解できない趣味にはまっている人たちを見ると「気持ち悪い」のだろう。

いや、まあ、分かるといえば分かるが、自分がはまっていた趣味を「気持ち悪い」と言われるのは、やはり愉快ではない。

けど、マンガは当然、アニメも日本の誇れる文化として国がのりだしてきたとも言われる。マスメディアも「おたく文化」を取り上げるようになり、徐々に認められてきている気がする。

あの知的ジャーナリストの鳥越さんも、マンガにはまっているらしいし、認めているという。毎号欠かさず「成年誌」を数冊読んでいるらしい。

昔、昔、ワシがマンガ道を目指していた頃、同級生に「マンガは日本の誇れる文化になる」と言ったら、「恥ずかしい、日本の恥だ」と言われたっけ。

というふうに、ほんと変わっちゃうものなのだ、常識や感覚っていうやつは。

ただ、この「気持ち悪い」という感覚・・・自分には理解できないことをされると、たしかに「気味が悪い」とワシも思ってしまうので、批判は出来ないのだけど。

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追記1

「電波男」のほうが、おすすめと書いたけど、ちょっと過激なので、毒のあるものを好まない人は「萌える男」のほうがいいかもしれない。こちらは、抑えて書いてある。

この本で、自分はやっと「映画マトリックス3作目」の物語のテーマというか意味がわかった。
いや、全然意味がわからないお話だったのだが、「萌える男」の説明で、「マトリックス」が何を言おうとしていたのかが、分かった・・・

エヴァンゲリオンのことも、いろいろ書いてあったな。
もちお話は風呂敷畳めず崩壊したということだけど、監督の「オタクは現実に帰れ」というメッセージに、放り出された気がしたとか。
客席実写もそうだけど、最後、主人公は「気持ち悪い」と好意を抱いていた女の子に拒絶されるところも、「とっても現実的」だったと言う。

監督だってオタクなのに・・・でも監督は世間に認められ、だから「現実」も大いに受け入れられるだろう・・・だからといって、ファンのオタクをバカにしたような演出、いきなり客席実写で「現実に帰れ」と突き放すのは、ずるいなと、自分も思う。せめて風呂敷をたたんで欲しかったが、それをせずに、お客に説教とは・・・

で、結局、エヴァは、公式にオタク向け「エヴァ二次創作みたいなマンガ」を売っているようだし・・・オタクを非難しておいて、結局、オタク向けに商売しているのである。それはあんまりだぜ・・・

そして、「電波男」では、酒井順子の「負け犬の遠吠え」を槍玉に挙げている感じがしたが、「萌える男」では抑えてある。

いや、でも結局、酒井順子さんも「世間の目は気にせずに、世間が負け犬というのならそれを認めるフリをして、わが道を行けばいい」というのを言いたかったのだろうと、自分は思う。

が、オタクも同じく「世間が負け犬、キモいというのなら、それを認めるフリをして、世間の目は気にせず、わが道を行けばいいということで、本田さんの「オタク」も、酒井さんの「負け犬」も、同じような気がする。

いや、「負け犬女」のほうは「オタクと一緒にしないでよ」と言うかもしれないが。

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追記2

本田透さんのオタク本「電波男」「萌える男」を読んで、ワシもひとつ世間様について吼えたくなってしまった。
ええーと、攻撃するのは、あくまでも「オタクをバカにする、下に見る、気持ち悪い敗北者として見ようとする世間様」に対してである。
が、その生贄として、申し訳ないが、渡辺淳一さんの「失楽園」(古いけど、世間はこの小説を持ち上げていたよな)と、「愛の流刑地」を語る。

で、本当に申し訳ないが、実は自分は「愛の流刑地」は読んでない。あまりにも「失楽園」がつまらなかったので。まあ、「愛の流刑地」はどういう話か大雑把なことは知っているのだが・・・

さて世間が絶賛した「失楽園」・・・けど、本当に夢中になって読み、絶賛したのは私より上の世代の人たちかな?

なんでこれが?と正直に思う。だって、これはただのエロ小説じゃん・・・が、エロ小説にしては中途半端な気もする。はっきり言ってつまらなかった。
性描写がこれでもかというほど、まあたくさん・・・キャラには共感できず、感情移入できずで、読んでいてつらくなった小説だった。性描写のところは、あまりにも同じ感じのが続き、途中はとばして読んだ。
で、最後は「まあ、ヘンタイ・・・」てな感じ。ヘンタイ自殺した肉欲主人公たちの残された家族は傷ついただろう、たとえ主人公たちに冷たかったとはいえ・・・

で「愛の流刑地」も、愛し合った主人公たちは、愛するがゆえ?性交の絶頂で殺し殺され、まあヘンタイでジコチュウな感じ・・・残された家族は傷つくだろう、ということで、肉欲愛欲最優先の主人公たちに共感できそうもないお話である(読んでないので、こういうこと言う資格ないだろうけど)

というわけで、これらの小説を絶賛する世間・・・

世間が忌み嫌うエロ漫画、エロゲーと何が違う?

いや、本田透さんがはまったというエロゲーが何本か、「萌える男」「電波男」で紹介されていたが、このエロゲーのほうが、レベルが高い気がする・・・(いや、このエロゲーも未プレイなので、言う資格ないだろうけれど、あらすじを読んだ限りでは、ね)

ええーと、渡辺淳一さんを攻撃、批判しているわけではなく、あくまでも、これらエロ小説といっていい渡辺さんの作品を絶賛する世間に対して言っているのである。

もしもオタクを気持ち悪いというのなら
「失楽園」「愛の流刑地」にはまった読者も(おそらく自分より上の世代の人が多いかしら)、気持ち悪いと思うぞ。
いや、この作品を絶賛する世間が気持ち悪い。

ただ、『愛の流刑地』をアマゾンの評価でみると、けっこう酷かったりするので、絶賛しているのはメディアなのか?

というわけで、オタク文化やオタクが徐々に認められつつあるけれど、おそらく自分より上の世代の大半はまだまだ認めないだろう、ということで、大変申し訳ないが、世間に絶賛された上の世代に人気がある渡辺淳一さんの小説をネタにして、ほえてみました。

つまり、みんな同じレベルなのかもよ・・・ということが言いたかったんである。いやワシ個人的感覚では、これら渡辺さんの小説のどこがいいんだか理解できないんである。上の世代の人たちはオタクが理解できないんだろうけれど。

ま、ワシからの世間様に対するちょっとした仕返しとして書いた。
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ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

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