ハヤシのブログ

物語創作、ピアノ・ショパン、漫画、クロノトリガー、社会問題などについて語ります。

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というわけで、アナザークロノ22回目。

AD2300年、ドンたちの基地アリスドームにて、この時代に飛ばされたハッシュにクロノたちが会うところからのお話。

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ドンの案内のもと、クロノたちはハッシュに会うことになった。

ハッシュは、10年位前に、この時代この地に降り立ち、それからはドンたちと行動を共にしていた。

ハッシュはドンたちの話から、ジールもこの時代に生き続けていることを知った。
ドンたちも、時空を越えてきたというハッシュの言うことが最初は信じられなかったが、「そういえば」とドンは先祖から伝え聞いていた話を思い出した。
ジールは、遺伝子操作やクローン技術のほかに、時間研究に熱心で、時空を越えられることが可能だと信じており、その道の科学者たちを優遇していた・・・と。

そしてハッシュのもつ科学知識に、ドンたちは舌を巻くのであった。ハッシュの科学知識は、ドンたちの活動に大いに役に立った。
ただ・・・この老賢者はよく眠る・・・さっきも、つい今しがたまで、ずっと昼寝をしていた様子であった。

そんなハッシュに、クロノたちは面会した。
相変わらず、魔王は自分の正体はばらすなということで、魔王=ジャキのこと以外の今まで旅によって得た情報をクロノたちはハッシュに話した。

ハッシュは知らせてくれた礼を言うと、しばし考え込んだ。

サラ、ガッシュやボッシュの事を知り、とりあえず無事であったことで安心をしたハッシュだが、今現在、ドンたち人間を、世界を支配しようとするジールのことが一番気がかりであった。

ジール様が変わってしまったのは、いつのことであろうか・・・
ハッシュは、かつての・・・古代ジール王国時代のジール女王のことを思い出す。

古代王国では、ジールが女王になる前から、人間は「天の民」「地の民」に分けられ、「地の民」を差別する世界であった。
女王になってからのジールは魔法研究のほかに科学発展に力を注ぎ、国を大きくしていった。科学は民に幸せをもたらすと、懸命であった。
エネルギーを秘める「赤い石・ラヴォスの欠片」の発見もこの頃であった。それにより、ますます科学が発展した。

「止まったら負ける・・・」とジール様はよくおっしゃっておられた。
ジール様は、発展の歩みを止めることを恐れていたのかもしれない。国のトップとしての女王としての重責が、ジール様を蝕み、ジール様の心を追い詰めていったのかもしれない。

そして、「赤い石の秘めるラヴォスパワー」と科学の力にすがるように魅了されていったジール様は変わってしまった・・・

そんなジール様も時空を飛ばされ、この別世界にきて、今もなおジール様の欲望は止まることなく、続いているようじゃ・・・
誰か、ジール様を止めてあげておくれ・・・

ハッシュはそんな思いを、クロノたちに話すのであった。
そして、赤い瞳を持つ魔王と名乗る男をみつめた。

「・・・・・・」魔王は顔を背けた。

ーーーーーーーーーーーーー

ハッシュとの面会が終わった。
ハッシュは「疲れたのお・・・」と、また昼寝に入ってしまった。

ドンたちの計らいで、クロノたちも、ひとまず旅の疲れをとるべく、休むことにした。

「これからどうする?」とクロノ。
「やはり、ここは・・・ジールを止めてあげたい気も・・・魔王だってそう思うでしょ?」とルッカは魔王に話を振った。
「・・・・・・」魔王は無言だった。
「サラさんもそう願うわよ」と、さらに押してくるルッカであった。
これを言われると弱い魔王である。

「ガッシュもそう願うと思う・・・」ルッカは、AD1000年にいるガッシュを思って、つぶやいた。

そして・・・
そう、あれはAD990年のこと・・・ルッカは、母ララの事故のことを思い出した。

父タバンの留守中、母ララは家にあるタバンの発明した機械に巻き込まれて、ルッカの目の前で、足を切断してしまった。
その頃ルッカは幼く、機械のこともあまりよく知らず、機械を止めることができなかった。

「もっと機械に詳しければ・・・」とルッカは後悔した。それからルッカの科学研究人生が始まったのだ。

科学の勉強はやってみると、意外と面白かった。才能もあったようである。父親の血を引いたのだ。
そして、よく遊びに来るクロノを実験台に発明していった。

が、やはり母ララの事故は、ルッカに暗い影を落とした。
「機械さえなかったら、あの事故はなかった」と、自分が今勉強している科学は・・・果たして良いことなのだろうか?幸せをもたらすのだろうか?という疑問もあった。

そんなとき、時空を越えてやってきて、ルッカたちの時代に住み着いていたガッシュと出会ったのだ。

研究や勉強に没頭するあまり、家に閉じこもりのルッカを、クロノはよく外へ遊びに誘ってくれた。
探検好きのクロノに付き合うのも楽しかった。新たなる科学の勉強、発見にもつながった。
そしてガッシュの住処を見つけたのだ。

ガッシュは、さらに科学の楽しさを教えてくれた。
そしてルッカの疑問に、科学を扱う人間の心によって、科学は幸せをもたらすこともあれば、不幸をもたらすこともある、と言った。

科学そのものは善も悪もない。その人間の使い方次第じゃ・・・だから、自分の研究成果を託す人間を選ぶことが大切じゃ。人を見る目も養うのじゃよ、とガッシュは自分自身にも言い聞かせるかのように、ルッカを諭してくれた。

そして、母ララの足の代わりとなるものを科学の力で開発しよう、とルッカは誓い、ガッシュの指導のもと、まだまだ改良の余地があるものの義足を作った。
母ララも喜んでくれた。ルッカの心は少し救われた。

ガッシュがいなかったら、義足もできなかったかもしれない。

ルッカにとって、ガッシュは師匠であり、恩人でもあった。

まあ、クロノにとっては、ルッカの発明熱がますます上がり、実験台の日々を送ることになるのだが・・・
ルッカが元気になることはクロノにとっても喜ばしかった。
・・・あまり元気すぎるのも困るけど。

ーーーーーーーーーーーーーー

とりあえず、休息時間を過ごすクロノ一行であったが、一晩眠り、体力が回復してくると、好奇心がムクムクと起き上がり、クロノとルッカとマールはアリスドーム内を見学してまわった。
魔王はひとり部屋に残り、瞑想していた。

アリスドーム敷地内に、壊れたロボットを、ルッカは見つけた。
さっそくドンたちに聞いてみると、ジール側のロボットで、戦闘で壊れたものを、ドンたちが運んだのであった。
ロボットを調べると、いろいろと弱点も分かり、役に立ったという。
部品を分解して使えるところは使い、あとはスクラップにするかもしれないとのことだった。

「私がこのロボットを直してみたいんだけど」とルッカは思い切ってドンに提案した。
「え?だって、これは敵側のロボットなんでしょ?直したら、襲ってくるわよ。ドンさんたちにも迷惑がかかるんじゃ・・・」とマール。
「プログラムをいじるから大丈夫」とルッカは自信を持って答える。
「それに、もっと敵側の情報を引き出せるかもしれないわ」とドンに判断を仰いだ。
ドンは、ルッカの提案を受け入れ、ロボットをルッカに任せることにした。
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ハヤシ

Author:ハヤシ
2003年から8年間、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトで、マンガ「ショパン物語」を連載してました。

商業誌でマンガ連載経験あり。

主な作品 
「音吉君のピアノ物語」(小学館・少年サンデー) 
「ご令嬢金崎麗子」(集英社・スーパージャンプ) 
「スカイプレイ」(秋田書店・ヤングチャンピオン)
ほか読み切り多数。

ちなみに「音吉君のピアノ物語」(全6巻)が欲しい方はこちらへどうぞ↓
小学館コミックス「音吉君のピアノ物語」オンデマンドのページ

書き下ろしピアノ漫画「ピアニスト」(彩図社)は現在、中古本としてアマゾンなどで流通。

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RPG「クロノトリガー」に、はまったので、「クロノ関連ネタ」もあります。

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